浮気と遺伝子の関係を証明する研究結果まとめ

uwaki_404

遺伝子は、人間の体質など生きる上での様々なことに影響するものです。そんな人間が生まれ持つ「遺伝子」と「浮気」には関係がある、とする驚くべき研究結果が発表されました。

研究では、浮気・不倫を何度も繰り返す男性・女性は、生まれ育った環境ではなく、生まれ持つ遺伝子が関係している可能性が高い

ここでは、どのような遺伝子を持つ人が浮気をしやすいのか、浮気と遺伝子の関係について紹介します。

「対立遺伝子」が長いと浮気をしやすい

まず対立遺伝子についてお話する前に、対立遺伝子と関係があるとされているドーパミンについて話します。

ドーパミンと対立遺伝子の関係

ドーパミンというのは神経伝達物質で、アドレナリン、ノルアドレナリンを生成する物質でもあります。

ドーパミンは、今まで味わったことのない刺激に触れると放出され快感を得ます。そして、快感を得るために、脳は新しい刺激を追い求めるようになります。

刺激を求めるドーパミンの影響により私たち人間は浮気をしている可能性があります。

浮気は対立遺伝子の長さに影響されている

ドーパミンを規定する遺伝子を誰もが持っています。しかし、このドーパミンを規定する遺伝子の変種である対立遺伝子の長さは人によって違います。その長さは生まれつき決まっています。

「長い対立遺伝子」は50%、「短い対立遺伝子」は20%の人が持っています。

この2つを比べると、浮気・不倫の経験ありの人には「長い対立遺伝子」を持つ人が多かった、という研究結果をカナダのYouTubeチャンネル『Asap Science』がまとめています。

この「長い対立遺伝子」を持つ人はアルコールやギャンブルを常習しやすく、危険をおかしやすい傾向にある、という結果も出ています。

このことから、浮気のしやすさは生まれつきの遺伝子により決まる可能性がある、ということがいえます。

女性の浮気は「AVPR1A」遺伝子が起こす

触れあいや抱擁で分泌され、信頼や共感に影響を与える「バソプレシン」というホルモンの低下が、浮気や不倫に影響する可能性がある、という研究結果があります。

さらに、男女関係に影響を与える「AVPR1A」遺伝子に特定変異のある女性は浮気をする傾向にある、という研究結果が2015年2月、オーストラリアのクイーンズランド大学より発表されています。

研究内容:「遺伝子が男女の性的行動にどう影響するか」
調査対象:7378人の既婚、未婚の男女
調査内容:「1年以内にパートナー以外とセックスをしたか?」という質問

「ある」と答えた人(男性9.8%、女性6.4%)の遺伝子を調べた結果、女性において「AVPR1A」遺伝子の特定変異が平均より多いことがわかりました。

この結果から「AVPR1A」遺伝子に変異のある女性は、浮気・不倫をしやすいということが言えます。さらに男性については、「AVPR1A」遺伝子の特定変異をもつ男性は離婚・独身などの問題を抱えやすい、という結果が出ています。

「AVPR1A」遺伝子とは?

この遺伝子が注目されたのは、一夫一婦制とそうでない種に分かれるハタネズミの研究です。

「AVPR1A」が変異すると自由恋愛になることがわかり、この遺伝子を操作すると、一夫一婦制のネズミが自由恋愛のネズミに変わることがわかっています。

音楽好きには「AVPR1A」遺伝子変異が多い

音楽の好みや才能が、「AVPR1A」遺伝子の変異に関係していることが、フィンランドのヘルシンキ大学の研究によりわかりました。

このことは、ミュージシャンに奔放な人が多いとされることと関係しているのかもしれません。

パートナーと遺伝子が近いと女性は浮気する可能性がある

「パートナーとの遺伝子が近いと女性は性的満足を得にくく、浮気をする可能性がある」という研究結果が、ニューメキシコ大学から発表されています。

これは「MHC遺伝子」が関係しています。生物学では「MHC遺伝子が異なるほど、強い子孫が生まれる」とされています。

では、遺伝子の近さはどうやって知ればいいのでしょうか?

これは、「パートナーの匂いが好きと感じるかどうか」で判断できます。そのため、女性は同じ種である父親の匂いを嫌う傾向にあります。

このことから、

好ましい匂いのパートナー:遺伝子が遠い ⇒ 相性が良い
好ましくない匂いのパートナー:遺伝子が近い ⇒ 相性が良くない
よって、好ましくない匂いのパートナーの場合、性的満足を得にくく、浮気をする可能性が高いといえます。

またパートナーがいたとしても、好みの匂いをもつ異性に出会うと浮気をしてしまう可能性があります。いけないと分かっていても、遺伝子で惹かれ合ってしまうのです。

父親が浮気性だと息子も浮気しやすくなる

イギリスのニュースサイト『Mail Online』で紹介されたチェコのチャールズ大学による研究では、「父親の浮気性が息子に遺伝する」というような結果が出ています。

実験では86組のカップルそれぞれの男女に個別で、浮気の経験や家族関係・恋人との関係・セックスへの関心について質問しました。

その結果、父親が浮気性など不誠実なことをしていると、息子も浮気をしやすいことが明らかになりました。

これは、男児が周りを観察しながら、適切な行動や実行できる悪事を知り、成長するためと考えられます。このとき、良い・悪い関わらず父親が1番の見本となり影響を与え、浮気などの行動も学ぶのでは、と研究チームは発表しています。

浮気をするのは多様な遺伝子を残すため?

生物学的に、1人のパートナーとの間で3人の子どもを持つよりも、3人の違うパートナーとの間に1人ずつ子どもを持つ方が、子孫繁栄する確率が高い、と言えます。

この理由は、多様な遺伝子の組み合わせを持っているほうが様々な環境変化に強く、生き残りやすくなるためです。そのため人間の脳はもともと浮気するようにできていて、それを理性で抑えているだけとも言えるのです。

上記のことから、一般的に女性より男性の浮気のほうが多い、または目立つとされる理由は、「本能的により多くの遺伝子を残すための欲求が働いているため」とする説があります。

自分の子孫をたくさん残そうと、性衝動が強く出やすく、多くの女性を求める傾向にあるということです。

反対に、女性の浮気は「より強い遺伝子を探そうとする」性質からはじまる、とする説があります。

女性は良い遺伝子を常に見比べながら探し求める結果、浮気となることもある、ということです。このことから、男性が女性の浮気を許せないのは、浮気されたことで自分の遺伝子が他の男性より劣る、と感じてしまうためとも言えます。

まとめ

人間の行動などはいくつもの遺伝子により決まると言われます。しかし後天的な経験や環境も影響するので、1つの遺伝子ですべてが決まることはほぼありません。

とはいえ、紹介した研究では脳の作りや神経回路の形成に関わる遺伝子の違いにより、行動に変化を引き起こすことが示されています。遺伝子的な影響を受けている可能性もある、ということです。

浮気やトラブルが起きたとき、頭ごなしに感情論で行動すると、さらに状況が悪化する可能性があります。科学的な説や研究結果を知っておくことで、もし浮気問題が起きたとき、今置かれている状況を客観的に見られるようになり、冷静になれるかもしれません。すると今後のことについても、落ち着いて考えやすくなるでしょう。