浮気を疑う心理とは?不安になったときの対処法も紹介

浮気を疑う心理







「浮気したでしょ!」と浮気を疑ったり、疑われたりした経験はありませんか?

ささいな誤解や思い込みからパートナーの浮気を疑ってしまうのは、なぜなのでしょうか。

ここでは、浮気を疑ってしまう理由、そのときの心理状態について紹介します。

「浮気を疑ったことがある」人は約15%

2015年にマイナビが行った「恋人の浮気を疑ったことはありますか?」というアンケート調査では、次の結果となっています。

「ある」
男性:12.7% 女性:18.0%

「ない」
男性:87.3% 女性:82.0%

「ある」と答えた女性のほうがやや多いものの、全体的に20%を下回る結果になっています。

また、浮気を疑った理由に対する回答では、

  • 携帯を肌見離さず持っている
  • 会う約束をしなくなり、予定があいまいになった
  • 連絡が取れなくなった
  • 女性と会うことを隠していた
  • なんとなく様子がおかしい

やはり会う頻度や連絡、携帯の使い方から疑いをもたれることがあるようです。

浮気を疑う人の心理とは

「浮気していない」と否定しても、何度も浮気を疑ってくるのは次のような理由が考えられます。

自分に自信がない

「自分は本当に好かれているのだろうか?」
「いつか自分から離れてしまうのではないか?」

このような不安があり、ついつい「浮気してない?」と言ってしまいます。独占欲や束縛心、猜疑心、依存心の裏にはその人の弱い一面が隠れていることがあります。

相手にもっと好かれたいと思ったとき、普通は相手に優しくしたり、自分磨きをしたりなどの努力をします。

しかし、自分に自信がない人の中には、自分で努力するのではなく「相手を変えよう」として、行動を束縛する人がいます。

そのため、相手が連絡を怠るなど自分の思い通りにならないと、裏切られたと怒り、「自分を好きではないのか?」と感じ相手をつなぎとめようと束縛を強めます。

愛情表現・アピール

浮気を疑うことが、「あなたが好きだからこそ浮気がこわい」という表現である場合もあります。

相手を好きでなければ、浮気してもなんとも思いません。しかし頻繁にされると、言われるほうはストレスが溜まっていきます。

過去に浮気された/したことがある、周りに浮気している人がいる(人間不信)

過去の浮気や幼少期の環境、ひどい扱いをされてきた経験がトラウマになり、愛情や安定した関係を信じられず、悪い未来を想像するクセがついている人もいます。

また友達の浮気された話を聞いて、不安になり良くないことを想像してしまうことがあります。

自分が浮気している、浮気願望がある

自分が浮気しているために、「相手も同じようなことをしているのでは?」と感じ経験上ささいな行動が怪しく見え、警戒する心理があります。

自分と他人は違うとはいっても、人は自分の価値観の中で想像してしまうものです。また自分が疑われないように、相手を強く疑って責めるケースも。相手が弁解で精一杯になるため、自分の浮気から目をそらそうということです。

さらに、「自分は異性から誘われたら浮気してしまうかも」と心のどこかで思っていると、異性のいる場へ出かけるパートナーを見て、「浮気するのでは?」と感じてしまうことがあります。

ここに「自分は本当に好かれているのだろうか?」という自信のなさが加わると、疑念と嫉妬はさらに強くなります。パートナーを思う気持ちよりも、自分の中の不安が大きくなっていきます。

強い被害妄想は心の病の可能性も

「考えすぎ」はネガティブ思考を生みやすくします。人は傷つくのが怖くて考えすぎてしまうほど、悪い想像ばかりしてしまう傾向にあります。

信じたいのに信じられないという矛盾した気持ちが起きるワケは、悪い結果から自分を守るために先回りしてリスクを想像し、それを重視してしまうリスク回避や防衛本能という心理からくるものです。

  • パートナーを疑う行動が度を越している
  • 妄想・幻聴がある
  • 見捨てられる不安が常にある
  • 自分が正しいと信じきっていて、相手を更生させようとしている

上記のような病的な嫉妬妄想があるとき、若い人は妄想性障害、高齢の人はオセロ認知症候群という病気の可能性があります。

また強い不安や緊張感、体調の異変が何ヶ月も続く場合は、不安障害の可能性もあります。

正常な状態ではなく、自分の中の妄想を根拠に動いている人を周りが説得するのは困難なので、治療が望まれます。

オセロ症候群が重症化すると暴力行為の危険があります。攻撃性が見られるときは特に治療が必要です。

浮気を疑いたくなったらどうすればいい?

では小さなことで浮気を疑っている自分がいる場合、どのように対応したらよいか紹介します。

疑うのではなく、「浮気されたら別れる」と言っておく

「浮気してるでしょ!」と問い詰めるのではなく、もし浮気されたらどうするか、普段から伝えておくほうが良いでしょう。

抑止にもなります。ただ言い過ぎには気をつけてください。

また自分の良くないクセが出た、と思う

「自分はいま余裕がない状態にある」と自分の状態を冷静に見つめることで気持ちが落ち着き、視野も広まるでしょう。

「不安になったら音楽を聞く」など、気分転換や自分を落ち着かせる行動をすると決めておく方法もあります。

不安になってしまうことを正直に伝え、話し合う

「最近不安になってしまうことが多い」と、自分の気持ちを打ち明ける方法です。

「疑いたくなってしまうときがある」とあらかじめ伝えておき、不安になりやすい自分を相手に受け止めてもらえれば安心し、だんだんと不安もなくなっていくかもしれません。

自分の時間をもつ

貴重な人生の時間を、疑うばかりのマイナスな時間に使うのか、愛情を信じて笑顔で暮らすのか。どちらの過ごし方をしても、時間は同じように流れます。

新しい趣味やスポーツなどをはじめてみれば気分も変わり、自信もついてレベルアップできるでしょう。

余裕をもって接する、疑うよりも信じる

もし本当に浮気されていたとしても、パートナーをおかえりと笑顔で迎えたり、「明日は○○しよう」「今日もがんばってね」など気づかいの言葉を言ったりしてみます。

するとパートナーにとって居心地のいい場所となり、浮気をしなくなるかもしれません。

いつも疑ったり、ガミガミ言ったりするのは2人にとってマイナスを生みます。疑う方も疑われる方も嫌な気分になります。

多少言いたいことはあっても相手を思い笑顔で接するうちに、自分の気分も良い方向へいきやすくなります。

お互い、相手を思いやりパートナーが嫌がることはしない、一緒にいないときも相手を信頼し、変に詮索しすぎないのが長続きのコツかもしれません。

まとめ

  • 不安が疑いと嫉妬をまねき、悪循環を生む
  • 疑いすぎは相手の心離れのもと
  • 互いに信頼し合うためにできることを積み重ねる




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