「夫が不倫しているかもしれない」
「家庭では良い旦那が、なぜ浮気したのかわからない。」
不倫の証拠を見つけてしまい夫に不倫相手の女性がいると知ったとき、ショックな気持ちとともになぜ?と感じますよね。離婚や慰謝料請求、子どもがいれば養育費などお金の問題を考える妻も多いです。
もしかしたら夫は男性ならではの仕事や家庭、結婚生活の悩みを人知れず抱え、妻の知らないところで不倫に走っているのかもしれません。
家族のいる男性が不倫・浮気をする理由と心理、年代別の特徴、夫が不倫したときどうするかなどの対処方法を紹介します。
30代夫の不倫
理想の結婚生活と現実のギャップ
同居したとたん妻の小言が多くなった、お金を自由に使えないなど思っていた新婚生活と現実が違い、疲れて帰宅しても安らげない。
そんなとき家庭の外で自分を全肯定してくれる女性があらわれると、不倫に走ることがあります。
家族をもつことの責任感、夫としての自覚がない
女性は結婚や出産で様々な変化があり、独身から妻へと変わっていきます。
しかし男性はいつまでも子どもと言われるように、夫としての責任感が不十分なまま独身時代と同じようにお金を使い、浮気も気軽にしてしまうことがあります。
仕事のストレス、プレッシャー
一方、責任感の強さがストレスになることもあります。30代は仕事のがんばり時で、昇進がかかった慣れない大きな仕事を任されることも。
そこへ家族を養わなければならない責任感も加わると、大きなストレスになります。そんなとき妻は給料が下がることだけを心配したりすると、家庭が居心地悪い場所になります。
周りに相談したりうまく息抜きしたりできない男性は多く、思い詰めた結果不倫に逃げてしまうケースも。
妻の妊娠・出産
欲求を抑制され、さらに妻が情緒不安定になりぶつかりやすい時期です。仕方ないこととは言え夫にストレスがたまり、外で発散するケースです。
貧乏時代を支えた妻を捨てるのはなぜ?
アーティストや芸人が売れて有名になった途端、稼げない時代を支えた妻を捨てる。よく聞く話ですが、男性が仕事で成功すると、次のような理由から長年の妻と別れてしまうケースがあります。
- ファンなど女性のほうから近づいてくる
- お金に余裕ができ、行動範囲が広がる
- 多忙になりすれ違いが増える
- 華やかな生活、価値観に妻がついていけなくなる
- 「あなたを育てたのは私」と言い、妻が夫のさらなる成長を否定する
成功するほど魅力的な男性には、女性のほうから近づいてきます。さらにメディアに出ると、多くの女性の目にとまる機会も増えます。ファンの多いアーティストなら尚更です。
新しい世界を知り、今までの生活が霞んで見えた頃、さらなる挑戦を妻が認めなかったりすると、亀裂が入りやすいです。
40~50代夫の不倫
子どもの自立、仕事や収入に余裕
子育てが一段落し、仕事も落ち着き役員などある程度の地位にまでいくと収入も安定し、自分の時間をもてるようになります。行動範囲も広がり、余裕ができた頃にいい出会いがあると不倫してしまうことも。
ただ離婚となると築いてきた地位、慰謝料など失うものも多いので、本気で離婚を考えているケースは少ないです。不倫相手は、熟年離婚したシングル女性というケースも多いようです。
同窓会で再会
昔話で意気投合し、初恋のような気持ちも盛り上がって浮気に発展する場合があります。
部下や年下女性に頼られて
若い男性のようにガツガツしているわけではなく、かといって草食系のような頼りなさもない、人生経験豊富で大人の気づかいができる男性は、年下女性にとって魅力的に映ることも。
男性ホルモンが減少、自信を取り戻すため
心理学者のクリストファー・ライアンによると、男性は40~50代になると男性ホルモン(テストステロン)が減少し、ストレスに弱く落ち込みやすくなります。これは男性にとって命の危機でもあります。
この男性ホルモンを上げる方法の1つに、新しい相手とのセックスがあります。これで刺激を得ると男性ホルモンも高まってポジティブになり、それを恋と思い込んでしまうことがあります。
しかし3年も経てば新鮮さはなくなり、不倫相手と再婚してもまた元の状態に戻ります。前妻との慰謝料や養育費問題もあり、再婚を後悔するケースも。恋を錯覚させる男性ホルモンにまどわされず、離婚・再婚は慎重にする必要があります。
長年の夫婦仲の悪化から熟年離婚に
亭主関白やプライドが高いなど、昔の男尊女卑の考えを持ったままの男性もいる世代です。男の浮気は甲斐性、妻は男の言うことに黙って従うべきと考えています。そのため悪気なく不倫や愛人がいることも。
不倫期間が長年にわたっている場合は不貞行為の証拠を取るのは難しいかもしれません。しかし警戒心が薄くなっていることもあり、調査は簡単なことも。
そのような長年の亭主関白が原因で、妻に愛想をつかされることもあります。妻が家事や子育てをがんばってもねぎらいの言葉1つなく、家政婦のようにあつかう。そんな専業主婦が今までは経済的な理由から離婚できず黙って従っていたが、ついにガマンできなくなり子どもの自立をきっかけに長年のうっぷんを晴らすかのように夫に冷たく当たるようになることも。
しかし、夫はなぜ今になって妻が急変したのか? 気づけないことが多いです。夫婦仲は冷え切り、ここで別の女性と不倫をはじめる夫もいます。すると妻に証拠を取られ、熟年離婚になるケースも。
離婚や慰謝料請求しようとしても非を認めず、長期戦になることも。
60代以上の夫の不倫
今、60代でお年寄りとは言えない時代です。70代以上でもまだまだ人を好きになることもあり、普通に性欲のある人もいます。
定年退職がきっかけで不倫
仕事をリタイアして時間ができたものの、家でずっとゴロゴロしていると妻にうとまれる。そこへ趣味やボランティア活動へ行くようになり、出会うきっかけになるようです。老人ホームでは、毎日顔を合わせるうちに距離が近づくことも。
この年代は親が決めたお見合い結婚の人も多く、今になって恋愛に目覚めるケースも。
また妻の体力などの問題からセックスが不可能な場合や、妻に拒否されて20年となると、不倫で解消することがあるようです。
最近はお年寄りをターゲットにするラブホテルがあります。和室やカラオケ、昼の休憩時間を長くするなど年配者が好むサービスが増えています。
この年代になるとある程度お互い自由にやっている夫婦もいますが、高齢者の離婚となると次のようなリスクが高いことも。
高額な慰謝料、相続の問題
離婚時の慰謝料は結婚期間が長いほど高くなりやすいです。慰謝料相場は結婚5年未満だと200万円以下、15年~20年で約500万円、20年以上で約600~700万円と高額になる傾向にあります。
さらに年金、退職金も財産分与の1つとされ、半分に分けられます。資産があると、相続問題から子どもや親戚ともめごとになる場合も。生前贈与や遺言の作成は専門家に依頼し確実におこなうのが良いでしょう。
孤独死
新しい相手と再婚できれば良いですが、そうでなく1人暮らしになるとさみしい老後を過ごすようになることも。
家事のできない男性が1人暮らしとなると生活維持が難しく、衰えから医療費もかかるのでリスクが高いです。
夫の不倫相手は誰?どこで知り合うの?
次のような場所で知り合った相手との不倫が多いようです。
- 仕事関係(同僚、上司部下、取引先)
- 趣味やジム通い
- 出会い系やSNSなどインターネット
- 飲み会、同窓会、結婚式の二次会
- 子どもが通う学校の親同士
- 元恋人
キャバクラやスナックなど水商売の女性や、妻と共通の知人、近所の人と不倫するケースもありますが、数は少ないようです。
(水商売女性はお金を優先するため慰謝料リスクのある不倫はしにくい、共通の知り合いはバレるリスクが高いため)
夫の不倫を防ぐ方法4つ
世の夫たちが不倫した理由を知れば、不倫・浮気を防ぐ方法がわかります。ケースバイケースですが、多くの夫の不倫原因に事前に気をつけることで、夫婦仲を守りやすくなるでしょう。
新しい刺激を適度に与える
マンネリは大敵です。とはいえどうしてもマンネリ気味になるのは仕方ないです。
人は新しいものに興味を惹かれるため、新しい服装や髪型をする、2人で新しいことをはじめる、女性らしさを忘れないなど、2人の間にいつも新鮮さを入れるようにします。
男を立てる
仕事をがんばっていることを認める、何か手伝ってくれたらさすが、頼りなるねと感謝を伝えるなど、家事は大変だと思いますが男性をうまく褒めて家庭を居心地のいい場所にすることを心がけてみてください。
セックスを拒否しすぎない、断り方に気をつける
育児で大変なときなどに求められても困ってしまいますよね。しかし、その間に夫がさみしさをつのらせているケースは少なくないです。
大事なのは相手の立場に立ち、いつも思いやることです。すると断り方にも気を使うようになり、「それどころじゃない!」など気分を悪くする断り方をすることもなくなるでしょう。互いが互いを思いやって、うまくコミュニケーションすることが大切ではないでしょうか。
クギを刺しておく
束縛しすぎはNGですが自由にさせすぎも良くありません。専業主婦だし離婚したら生活できないから離婚はされないだろう、と夫が高をくくらないよう、「もし浮気したら離婚します」とクギを刺しておくと良いでしょう。
ただ、どれだけ良い妻がいても浮気する夫はいます。夫の不倫を知ったときは、どうすべきか決めることになります。
まとめ
- 30代男性は夫としての自覚が薄いことも
- 40~50代は男性ホルモンが減り、不倫で回復することがあるが一時的
- 熟年離婚は慰謝料や孤独などリスク高くなるケースも
- 世の夫の不倫原因を知り、あらかじめ気をつける