浮気して離婚したら子供の親権は?その影響について

uwaki_307

子持ち既婚者の浮気・不倫やそれに伴う離婚は、多かれ少なかれ子供を巻き込むものです。その影響はどのようなものが考えられるのでしょうか。

夫婦の子供の親権問題や面会の権利のほか、浮気相手が妊娠した場合はどうなるのかなど、まとめて解説していきます。

探偵さがしのタントくん

浮気が原因で離婚する場合の親権は?

浮気・不倫は不貞行為として正当な離婚の原因となります。では、そうなった場合の親権はどうなるのでしょうか。

母親(妻)の浮気による離婚の場合

子供の教育には母親の存在が大きいとされ、親権の獲得は母親が有利です。そのため、浮気をしていたとしても親権を獲得する確率は高いです。ただ、以下のような場合は父親に親権を認める可能性があります。

父親に親権が認められる場合がある条件

  • 母親が育児放棄をしている
  • 母親が子供を虐待している
  • 積極的に育児をしていたのは父親
  • 子供が父親について行きたがっている
  • 母親が親権をとりたがっていない

なお、子供が複数いる場合、兄弟を引き離すことで教育面に悪影響があるということで、一方の親に全員の親権が渡されるケースが多いです。

父親(夫)の浮気による離婚の場合

親権に有利なのが母親であるうえに、浮気をした父親であれば親権を獲得するのはむずかしいでしょう。ただ、子供が15歳以上だと判断能力があると見なされ、自分でどちらの親につくかを選ぶ権利が認められます。

また、離婚前に夫婦が別居していた場合、できるだけ環境を変えないということが優先され、子供が長期間暮らしていたほうの親に親権を与えることもあります。ケースバイケースといえるでしょう。

親権に有利となる3つの方法

親権を獲得するには、いかに子供を大事にしてきたかという部分が重要です。つぎのように接していれば、親権が得られる可能性があります。

子供に対して愛情を示す

前述のように15歳以上の子供は、自分で親を選べます。その際、やはり「より自分のことを考えてくれている」ほうを選ぶはずです。いかに子供を大事に思っているか伝え、精いっぱい愛情を注ぐことが重要になります。

子供を養育していた実績をつくる

仕事が忙しいなどあるかもしれませんが、子供をあまり構っていなかったとなると、親権の面で不利になる場合があります。いまの仕事から転職してでも、子供との時間を優先していることを見せるとよいでしょう。

環境を変えないように配慮する

離婚後も転校しないで済むようにするなど、子供ができるだけストレスを感じないように配慮する姿勢も評価の対象になります。

親権で争うことになったらどうなる?

いくら話し合っても、自分の子供を手放したくないという思いから、交渉が決裂する夫婦も少なくありません。そうなった場合、どう対処するのでしょうか。

親権で争う場合の離婚の流れ

夫婦で話し合い、合意をして離婚をするのが一般的です。しかし、親権などの条件でモメると、裁判所で争うことになります。モメた場合の流れは以下です。

夫婦で話し合い「協議」→家庭裁判所で話し合い「調停」→裁判で決着「裁判」

子供と面会できる?

とくに親子間で問題がない限り、離婚後も子供と面会できる「面会交流権」という権利があります。これは、子供と直接会ったり、手紙やプレゼントを送ったりすることを認めるものです。

面会の可否や頻度、方法などは当事者間で話し合って決定しますが、解決が困難な場合は裁判所が関与します。面会交流権が認められたら、親権を持つ側は相手と子供を定期的に面会させる義務が生じます。

「いつまでも連絡を取りたくない」「子供を会わせたくない」など断りたい人もいるかもしれません。しかし、勝手に拒否すると罰金の請求を受けることがあります。会わせたくないなら、調停で拒否の意思を認めてもらう必要があるでしょう。

浮気相手が妊娠した場合の選択3パターン

これまでは夫婦間の子供に関しての話でしたが、夫もしくは妻に浮気相手との子供が出来た場合、どうなるのかを解説していきます。基本的にはつぎの3つのいずれかを選ぶこととなるでしょう。

浮気相手との子供を産み、婚姻関係を継続する場合

浮気相手との子供は出産しても、離婚はしない夫婦もいます。この場合、妻(夫)に知らせず認知しないか、知らせて認知するかのどちらかになるでしょう。いずれにしても、浮気した側の2人は慰謝料を支払うことになると思われます。

なお、子供の認知は母親側が強制することも可能です。浮気相手が女性の場合、円満な別れでなければ認知を迫る可能性もあるでしょう。認知をすると戸籍に子供の名前が入り、養育費の支払い義務が生じます。

浮気相手との子供を産み、相手と再婚する場合

浮気相手との再婚・出産を選ぶ人たちもいます。愛し合っていた男女が結ばれて幸せと思えるかもしれませんが、イバラの道となる可能性が高いです。というのも、出産・育児の費用に加えて元妻(夫)に対しての慰謝料を支払わなくてはならないため。

離婚をすれば住宅や財産などを失うこともありますし、夫婦間の子供の親権を得られない可能性もあるでしょう。また、禁断の恋というシチュエーションもなくなり、「こんなものか」と思ってしまうことも。それらをよく考慮すべきでしょう。

浮気相手との子供を産まない場合

倫理的な面で問題がありますが、中絶を選ぶという選択肢もあります。手術全体の費用相場としては7~15万円程度です。もっとも金銭的な負担が少ない手段ではありますが、命を断つということを覚えておかねばなりません。

なお、中絶が可能な期間は妊娠21週6日までになります。妊娠から日が経つに連れて、手術時の母体に負担がかかるため、決断するなら早いほうがよいでしょう。

まとめ

どれだけ子供が大事でも、気の迷いや欲望などに勝てず、浮気や不倫をする人はいます。その際、夫婦関係の修復を選ぶのか、離婚を選ぶのかは最終的に二人が決めることとなります。

家族全員が完全に納得できる結果になればよいですが、浮気をした・された時点で、それはむずかしいのかもしれません。子供はかけがえのない自分の分身。お互いによく考えて、話し合ってみてください。