男性の浮気が問題になることが多いですが、その裏にはどんな心理があるのでしょうか?結婚している既婚者でも愛人と不倫で恋愛したり欲求を満たしたりするのは、人間の本能や環境も関係しているのでしょうか。
妻や家庭の関係を壊す可能性もあるのに、リスクを犯してまで浮気する理由は何か。そこにはパートナーの女性はもちろん男性本人も気づいていない、浮気をする男性の心理・特徴がありました。
浮気する男性の心理7つ
遊びと割り切っている
男性は、妻(彼女)と別れたくないから浮気をすることがあります。
「どういうことなの?」といった声が聞こえてきそうですが、どれだけキレイな女性と付き合っていても、恋愛当初の新鮮なときめきは長く続きません。
脳科学によると、相手にときめきを覚えるドーパミン効果は3年で切れるとされています。
それと同時に男女は恋人から家族へと安心した関係になっていきます。しかし、家族となった女性には欲情せず、欲求はあるもののどうしても妻とはできない、男性もいます。
そのため、
妻=家族・身内
浮気相手=割り切った身体だけの関係
このように、妻と浮気相手はまったく別の存在です。
男性に家庭を壊すつもりはまったくありません。浮気は浮気で、本気ではありません。必ず妻(彼女)のもとに帰ります。
妻(彼女)では満たせない欲求を満たすため
セックスレスが原因での浮気は多いです。妻(彼女)に拒否され続け、人間の3大欲求の1つである性欲が満たせず、外で発散してしまう場合です。
また妻(彼女)とはできないような性癖を他の女性で満たすこともあります。何度も繰り返す場合は、セックス依存症という精神的な病気であるケースも。
傾向として20代の若い男性は「浮気では性欲を満たせればいい」と考えるのに対し、年齢が上がるにつれて、セックスではなくコミュニケーションを求める男性が増えるようです。
「認められたい」承認欲求が強い
人間は基本的に自分を認めてもらいたいと思う生き物です。中でも男性は「俺はすごい」と感じたい傾向にあります。
たとえば、仕事で忙しいとき、妻(彼女)に「なんで〇〇してくれないの」などと責められると、男性の自尊心が満たされなくなります。そこへ自尊心を満たしてくれるような他の女性があらわれると、浮気に走るといったケースがあります。
また、仕事で成功している人は「自分は仕事以外でも成功できるのか?」と挑戦したい思いがあり、他の女性と関係をもつケースもあります。ドキドキを味わいながら自分の力を試し、他人からもっと必要とされたいと思っています。
このような男性は自分に自信があり、そのような余裕ある男性に惹かれる女性は多いです。
見捨てられ不安、孤独感が強い
幼少期に問題ある家庭で育った人は、たとえ現在相思相愛のパートナーがいても、「いつか捨てられるのでは」という不安の強い場合があります。
そのためいつも愛情飢餓の状態にあります。このような男性は罪悪感なく何度も浮気を繰り返します。
さみしがりやでいつも男友達と一緒にいたがるタイプの男性は浮気する傾向が高く、一匹狼タイプは浮気しにくいと言われます。
魅力的な女性がそこにいたから
浮気をするのに特別な理由はなく、ただ魅力のある女性があらわれ好きになってしまったから、という場合もあります。お酒のいきおいなど、その場だけの関係でもあることも。
家庭への依存心が高い
家庭が1番なのに、なぜ浮気をするのか? 実は家庭の愚痴を言う男性ほど、実際は家庭に依存しているケースがあります。
妻(彼女)への不満はあるが、別れる気はなく依存していたりすると、その不満を妻にはっきり言わず、解決できない状態のまま放置していることがあります。するとその不満を外で解消し、夫婦の問題から逃げてしまっていることも。
すべて自分が優先
罪悪感なく平気で浮気をする、バレると女性のせいにするなど、すべてが自分中心で動いているタイプの男性もいます。複数の女性にモテている自分が好き、というナルシストな男性もこのタイプです。
このような男性は暴力や金銭問題、無責任、ときには犯罪めいたことも平気でするなど、浮気以外の問題も抱えていることが多いです。1番大切なのは家庭、というタイプとは別であるといえるでしょう。
一見きちんとしたように見える男性にもこのタイプはいるので、見た目や第一印象で見抜くのは難しいです。
男性は悩みを1人で抱えやすい
グチや弱音を話すとストレス解消になりますが、男性には中々そのような場がありません。
同僚や同世代の友人だと職場での評価やライバル心があり弱みは見せにくく、家庭では妻が子育てなどで忙しく、仕事のグチを言っても煙たがられるケースは多いです。また「男らしくしなければ」という思いやプライドから、人に頼ったり病院へ行ったりしない男性もいます。
そこでお酒やギャンブル、仕事への没頭など手近な方法でストレスをごまかしてしまいますが、問題の根本的な解決にはなりません。
そのためストレスが解消されず積み重なり、深酒や仕事のしすぎで体を壊したり、浮気など極端な行動に走ったりします。
男性の浮気=子孫繁栄のための本能
男性は、自分の遺伝子をより多く残したいという生物学的な欲求を生まれ持っています。そのためより多くの女性と関係を持とうとします。
本能でもそれを理性で抑えるのが人間、と女性は思うかもしれません。しかし男性は、ストレスがたまると外側で発散する傾向があります。鬱憤もスポーツなどの健康的な方法で解消できれば良いですが、人間中々そううまくはいかないことも多いです。
子孫繁栄の本能をもつ男性を、一夫一婦制という現代のシステムにあてはめるのは無理があるのかもしれません。
では、浮気をしても仕方ないということなのか? いえ、決してそういうわけではありません。世の中には、浮気をしない男性も存在します。
浮気の被害を回避するには、やはり浮気をするような男性に近づかないことが1番かもしれません。
浮気する男性の3タイプ
仕事も恋愛もバリバリこなす男性ホルモンが多いタイプ
根本的に浮気する体質なのが、このタイプの男性です。根っからの女性好きで、いくつになっても女性を求めるタイプです。
このような考え方や姿勢は強固でゆるぎないものなので、たとえ浮気がバレても、または浮気させまいと女性ががんばっても、効果はありません。
浮気をするには相手となる女性が必要ですが、このタイプの男性は社会的にも成功していて魅力もある「デキる男」であるケースが多いです。
そのためすぐに新しい相手の女性が見つかるので困ることがなく、女性遊びも止むことがないというわけです。
ただ、このようなタイプかどうか見た目で判断しにくいです。
ガツガツしていなさそうなおとなしい男性の中にも、このタイプの考えをもっている人もいます。
環境が原因で浮気してしまうタイプ
浮気する時期が過ぎれば、浮気をしなくなるタイプです。通常の精神状態では浮気をしないが、何らかの原因で衝動的に浮気をしてしまうのもこのタイプです。
また浮気・不倫で痛い目にあい、「浮気はもういいよ」と、懲りてしなくなるケースもあります。
男性が浮気に走りやすい時期の例
- 仕事でのストレスがピークに達したとき、または仕事が暇で余裕のあるとき
(激務、転職など) - 時間や経済の制約が生じ、生活が変化したとき
(結婚した直後など) - 欲求の抑制を余儀なくされ、妻の情緒不安定で衝突しやすいとき
(妻の妊娠中~出産前後)
原因はマンネリ?妻だけEDの夫
「妻だけED」とは、妻以外の女性とはセックスしたい・しているが、妻に対してはできない・する気が起きないことです。妻だけセックスレスとも呼ばれます。
妻のことは人間的に愛しているが、その気にはなれない。しかし欲求はあるため浮気で解消するケースです。マンネリや子育てなどもあり、長年一緒にいると愛と性は徐々に分かれていく、と話す夫もいます。
対策法として、運動や食事に気をつけるなど生活スタイルの見直しや、妻のためと思って病院で相談・治療する方法があります。
妻(彼女)への愛が冷めているタイプ
妻との別れも考えているタイプです。
浮気相手に気持ちがあり、一緒になりたいと考えているが、経済面や子どものことなど事情により離婚できない状態です。
まとめ
- それぞれの男性の心理の違いによって浮気のタイプが異なる
- 刺激欲しさや好奇心からの浮気は、家庭を壊すつもりはない
- 一時的な浮気は、その後しなくなる可能性も高い
- 根っからの浮気男を変えるのは難しい
浮気といっても、様々なタイプがあります。
もし夫や彼氏が浮気をしたとき、男性がどんなタイプでどんな原因から浮気をしたのか? 見きわめることで、解決策が見えてくるかもしれません。
一時的な気の迷いで浮気をしても、やはり本命の妻や彼女の良さを感じ自分の元へ戻ってきたとき、2人の絆は以前より強まるかもしれません。しかし根っからの浮気男など、人を変えるのは難しいです。