浮気発覚後の対処法はどうすべき?夫・妻を許すか離婚か

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夫や妻の浮気が発覚後、対処法は悩むところではないでしょうか。相手を許してまたやり直したいと思う方がいれば、絶対に許せないので別れたいと思う方もいらっしゃるはずです。

そこで、浮気発覚後にどう行動すればよいのか、許す場合・離婚する場合の両方について解説していきます。今後の判断の参考にしてみてはいかがでしょうか。

まずは夫婦の今後について考える

浮気が完全に確定した場合、ショックを受けて落ち込んでしまうかもしれません。しかし、このあとどうすべきかを考える必要があります。

自分はどうしたいのか?

パートナーが浮気をしていたと分かり、あなたはこれからどうしたいですか?
それによって対処が変わってきます。

あなたとしては好きな気持ちは変わらず、もしくは子どものために、やり直したいと思うでしょうか。それとも、絶対に許せなくて離婚したいと思うでしょうか。

夫・妻の浮気は本気なのか?

あなたの意思に対して、パートナーはどう思っているのでしょうか。一時の気の迷いで浮気をしてしまったのか、また浮気のつもりが本気になってしまったのでしょうか。

あなたがどうしたいか決まっていても、相手の気持ち次第では思うようにならない可能性も考えられます。その部分を本人に直接聞く必要があるでしょう。

世間的にはどう対処する夫婦が多い?

日本において離婚率は年々増加の傾向にあると言われます。ではパートナーの浮気が発覚した場合、どう対処する夫婦が多いのでしょうか。

夫が浮気した場合→許すケースが多い

理由:男性の浮気は遊びだからとガマンする女性が多い、一度は見逃す、子どものために離婚しない

妻が浮気した場合→離婚になるケースが多い

理由:女性の浮気は本気になりやすい

ほかにも、さまざまな理由で離婚を決断する夫婦がいれば、やり直す夫婦もいらっしゃるでしょう。迷ったら一人で悩まず、信頼できる親類や友人、カウンセラーなどに相談してもよいかもしれません。

浮気が発覚した際にやってはいけないこと

浮気が確定した際、つぎのような行動を取るのはNGです。スムーズに解決するためにも、グッとガマンしてください。

ヒステリックに怒鳴る

浮気していたと知ったら、その悲しみや怒りで怒鳴りたくなるかもしれません。しかし、怒鳴るとつぎのような事態になる場合があります。

  • お互いが言い争い、まともな話し合いができなくなる
  • パートナーが逆ギレしてその場を離れる、暴力を振るってくる
  • 怒鳴られたことで、あなたへの気持ちが離れてしまう

自分が悪いのに逆ギレするとは理不尽な話ですが、許してやり直す場合も、離婚を選ぶ場合も、できる限り穏便に済ませたほうがよいでしょう。

激しく問い詰める

パートナーの言い分を聞かずに問い詰めたり、事あるごとに言及したりもNGです。この場合も、つぎのように悪い方向へ進む場合があります。

  • 完全に無視して口を利かなくなる
  • うるさく言われると思い、帰ってこなくなる
  • 言われ続けることにうんざりして、また浮気に走る

こちらも逆ギレのようなものですが、文句を言われることに疲れて「自分に文句を言わない異性にすがる」ように、また浮気へ走る可能性が考えられます。

夫・妻の浮気発覚後の対処法

では、実際の対処についてお話ししていきます。許す場合と離婚する場合とで分けて解説しているので、該当するほうを参考にしてみてください。

まず、できるだけ冷静に話し合う

浮気が確定したら、パートナーと二人でじっくり話し合いましょう。ただし、前項のとおり「感情的に怒鳴る」「激しく問い詰める」はNGです。それに注意しながら、つぎのような内容を話しましょう。

  • 自分の気持ち(怒りではなく、悲しかったなどと伝える)
  • どうして浮気をしてしまったのか、原因
  • パートナーはどうしたいのか、どう思っているのか
  • 二人、または子どもを含めた家族の今後

怒鳴ったり問い詰めたりしていないのに、パートナーが逆ギレしたなどの場合、話し合いはむずかしいかもしれません。このときの相手の態度で結論を出すのもアリです。

慰謝料を請求するという選択肢も

浮気をされたら、その精神的苦痛に対し、パートナーと浮気相手に慰謝料を請求することができます。慰謝料に明確な基準はないとされますが、相場の目安は以下のとおりです。

請求できる慰謝料の目安

離婚も別居せず,夫婦関係を継続する場合 50万円~100万円
浮気が原因で別居に至った場合 100万円~200万円
浮気が原因で離婚に至った場合 200万円~300万円

出典:浮気・不倫の慰謝料の相場は?

慰謝料の請求は口頭(電話)か書面(内容証明)でおこないます。通常は交渉ののち、決裂した場合に裁判となるのが一般的です。なお、つぎの場合は請求しにくくなります。注意してください。

慰謝料の請求がむずかしいケース

  • 不倫に肉体関係がない
  • すでに夫婦関係が破たんしている
  • 不倫相手が十分な額の慰謝料を支払った場合
  • 時効が成立している(不倫の事実を認識して3年)

許してやり直す場合の対処法

パートナーを許して夫婦関係をやり直す場合、つぎのように対処するとよいでしょう。ただ、許したところでパートナーもやり直したいかどうかは別なので、その部分はよく話し合ってください。

夫婦としての決めごとをつくる

毎日何分か話す時間をつくる、毎週何曜日はかならず一緒に食事をするなど、夫婦で交流できるルールを設定してみてはいかがでしょうか。

お互いが思っていることを素直に言う

たとえば相手に不満があって浮気した、というパターンもあるでしょう。その場合「ここだけは直してほしい」などお互い言いたいことを素直に伝え、改善するように取り組むのも浮気抑止に有効です。

いちいち浮気を疑わない

一度されたら警戒すると思いますが、事あるごとに浮気を疑ったり、過度に束縛したりはNGです。反対にまた浮気へ走らせる可能性があります。絶対にバレない範囲でそっと確認する程度にしましょう。

離婚を決断する場合の対処法

まず前提として、離婚の流れについて説明します。一般に多いのが協議離婚といわれ、裁判など必要とせず離婚届の提出で済みます。離婚の場合でも、やはり話し合いが必要といえるでしょう。

離婚するにあたって話し合うべき項目

  1. 離婚慰謝料
  2. 財産分与
  3. 親権
  4. 養育費
  5. 面会交流権(子どもと面会する権利)

しかし、これらの項目を決める際はトラブルになりがちです。二人で解決できれば一番ですが、裁判になる可能性も考慮したほうがよいかもしれません。離婚の流れとしてはつぎのようになっています。

夫婦で話し合い合意:協議離婚(全体約90%)
↓決裂した場合
家庭裁判所で話し合い合意:調停離婚(全体約10%)
↓決裂した場合
裁判で争い決着:裁判離婚(全体約1%)

調停離婚の場合に自分の言葉で話し合いをする自信がない、こちらにも不利な条件があるなどの場合、弁護士へ依頼するという方もいらっしゃるようです。

まとめ

浮気されて許すか離婚するか、悩んでしまう方はきっと少なくないはずです。そんなときは一人では解決できない悩みを鑑定してくれるプロに相談してみるのもよいでしょう。

なかなか決断できないかもしれませんが、よくパートナーと話し合い、第三者に相談するなど、よく考えて相談してみてください。




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