探偵に浮気調査を依頼した場合、どのような内容の調査によって対象者の証拠が収集されるのかは、気になる部分でしょう。
一般的に探偵が用いる調査手法や張り込み・尾行といった概要、どのような情報を収集してくれるのかなどを解説していきます。
尾行による調査
浮気調査のメインといえば、やはり尾行です。ターゲットが浮気をしそうな日に、バレないように追跡して様子を伺います。
変装しつつ追跡
探偵はスーツというイメージは強いかもしれません。しかし実際は、会社の規定によるものの、ラフな私服で尾行や張り込みをおこなうことも多いとされます。
変装といっても着替える時間などないため、大げさなものではありません。たとえばメガネや帽子を着用したり、上着を着たり脱いだりという程度です。
複数人体制で実施
単独による尾行は非常に難易度が高いです。浮気をしている人は少なからず警戒心があります。そんななか、同一人物が一定の距離で追跡していると気づかれやすいでしょう。
そのため、業者によりますが複数人体制で交代しつつ追跡したり、ターゲットが交通機関を利用することを考慮し、徒歩部隊・車両部隊を用意したりするところもあります。
臨機応変な判断が重要
ターゲットがレストランや喫茶店などに入店した場合、店舗の客層などを考慮して外での待機かターゲットと入店するかなどを判断、行動します。
また、ターゲットがエレベーターや満員電車に乗ることもあるでしょう。その際も別の調査員とふた手に分かれる、逆に真後ろに乗るなど、臨機応変に行動します。探偵ならではの判断力といえるでしょう。
張り込みによる調査
ターゲットが建物に出入りする際、証拠を収集するために必要なのが張り込みです。おもに立ち張り・車張りの2種類があります。
立ち張り
文字どおり、外で立って張り込むことです。住宅街やホテルのロビーなど、車で張り込めない場所で目立たないように待機します。
しかし、人通りが少ない道で長時間立っていると、周辺住民の方から不審がられることも考えられます。そのため、場合によってターゲットのマンション住民を装い近づくこともあるようです。
車張り
これも文字どおり、車中から動向を監視・待機することです。後部座席の窓にカーテンやスモークを施し、そこに潜んで撮影もおこないます。
後部座席に隠れることで人目にもつきにくいです。長時間エンジンをかけていると不審に思われるため、夏場はエアコンがつけられないなど、過酷な調査になります。
内偵調査による身元確認
交際相手や配偶者といったターゲットのほか、浮気相手の身元を調査する調査もあります。この手法として用いられるのが内偵調査です。
これは、浮気相手の情報を検索したり、近所の人などに聞き込みをおこなったりして、情報収集する調査をいいます。おもに、つぎのような情報を集めます。
- 人物像
- 住所や居住歴
- 学歴や職歴
- 生活の状況
- 思想や宗教
- 資産
まとめ
このように、探偵はならではのスキル・手法を用いて証拠収集に励みます。尾行や撮影くらいできそう!と思いつきで自力調査をしようとする方もいるかもしれませんが、カンタンなことではないのです。
また、第三者だからこそバレずに行動できる部分もあります。怒りから早く暴こうと実行したくなる気持ちも分かりますが、バレないことが最重要なので、注意して動きましょう。