あなたは旦那さんに浮気をされた場合、許す・許さないどちらですか?人によって考え方はさまざまです。許すにも「一度だけ」という人がいれば、「遊びなら許す」という人もいます。
しかし、愛する人の浮気を知って、一切動じない人はいないのではないでしょうか。そこで、真実を知ってショックを受けたとき、どう対処すればよいのかを解説していきます。
浮気を許すときの対処法7つ
許すといっても、すぐに頭を切り替えられる人はそういないでしょう。そこで、つらい気持ちを少しでも落ち着かせられるかもしれない対処方法を紹介します。
誰かに相談する
「浮気されたと周りに知られたくない」と思っていませんか? 悩みを一人で抱え込むのは、精神衛生上よくありません。親戚や友だちなど信頼できる相手に話してみましょう。少しは気がラクになるはずです。
もし誰にも知られたくないのであれば、民間の相談ダイヤルやカウンセリングのサービスの利用もオススメです。匿名で話せますし、秘密も守ってくれるので、安心して話せるのではないでしょうか。
浮気された苦しみを話す
旦那さんに直接、「浮気を知ってどうショックだったのか」「どう悩んでいたのか」「いまも苦しんでいること」などを吐き出すことで、反省を促すことができる可能性があります。
思っていたことをぶつけることで多少はスッキリするでしょうし、旦那さんも「こんなに苦しめてしまったんだ」と反省するはずです。ただ、毎日のように何度も言うと逆ギレを誘発するのでほどほどに。
浮気された原因を直す
当然、浮気した側が圧倒的に悪いです。しかし、「そういえば最近、だらしない格好ばかりしてしまった」とか「このところ、ずっと夜の営みを断っていた」など、原因となりそうな部分はありませんか?
このような部分を直さないと、根本的な解決になりません。相手に直してほしいところを聞いてみて、自分のできる範囲で改善していってみましょう。
考え方を変える
浮気が発覚してしばらくは、悲しさ・苦しさなどでいっぱいかもしれません。しかし、ムリにでも考え方を変えると、頭を切り替えられるようになってきます。つらくなったら、以下のように考えてください。
- 魅力があって素敵な人だからモテてしまっただけ
- 浮気する以外はよいところがたくさんある
- 結局は自分のところに戻ってきてくれた
- 一度だけの間違いは誰にでもあるはず
- まったくトラブルのないカップル(夫婦)はいない
思い出の場所へ出かける
たとえば、はじめて二人でデートした場所。よく一緒に行っていたお店。このような思い出の場所に二人、もしくは家族でふたたび足を運んでみてはいかがでしょうか。
そこで思い出話をしてみれば、二人が出会ったころのこと、新鮮な気持ちなどを思い出すことでしょう。そうすれば、旦那さんを許す気持ちにもなりやすいですし、仲直りもしやすいです。
誓約書を書いてもらう
浮気した旦那さんに「もう浮気しません」と誓約書を書かせる家庭もあります。簡易的な契約書として法的な効力を持つので、強く約束させるために書いてもらうのも手でしょう。
慰謝料を請求する
浮気の慰謝料は旦那さんと浮気相手の双方に請求できます。金銭的な制裁を与えることで当事者たちを反省させられますし、このお金で気分転換をしてみてはいかがでしょうか。
なお、慰謝料の請求には本人が浮気の事実を認めるか、明確な証拠(パートナーと浮気相手がホテルに入る際の写真など)が必須です。
慰謝料の相場について
- 離婚・別居せず、夫婦関係を継続するとき:50~100万円
- 浮気が原因で別居に至ったとき:100~200万円
- 浮気が原因で離婚に至ったとき:200~300万円
慰謝料の請求は口頭(電話)か書面(内容証明)でおこないます。通常は交渉、決裂の場合に裁判となります。なお、つぎのような場合は請求がむずかしくなるので、注意が必要です。
慰謝料の請求がむずかしいケース
- 夫婦関係が破綻している
- 肉体関係のない浮気、不倫
- 浮気相手が十分額の慰謝料を支払った
- 浮気を認識して3年が経過した(時効成立)
浮気を許さないときの対処法3つ
どうしても許せないから別れる、もしくは離婚をするという選択をした場合、どのように行動すればよいかを解説していきます。
離婚を突きつける
浮気する人と結婚生活を続けるのはムリ!ということであれば、離婚という選択を選ぶことになるでしょう。ただ、離婚は「自分がしたいから、する」とカンタンにいくものではありません。
今後の生活について決めなくてはならないことがありますし、なにより相手に離婚の意思がない場合、スムーズにことが進まなくなります。離婚の流れについては、以下を参考にしてください。
離婚前に取り決めをすべき事項
- 財産分与
- 住宅ローンの分割について
- 子どもがいる場合の親権
- 養育費に関して
- 子どもとの面会について
一方が離婚に同意しない場合の流れ
夫婦で話して合意に至れば「協議離婚」
↓決裂
家庭裁判所で話して合意に至れば「調停離婚」
↓決裂
裁判で争って決着をつける「裁判離婚」
関係するものをすべて捨てる
離婚するときに気分を切り替えるには、「パートナーと関係するものをすべて捨てる」のがオススメです。そうすれば、思い出の品を見て記憶が蘇り、悲しくなったり悔しくなったりしなくて済みます。
また連絡先を削除して、着信拒否・LINEブロックなどをするのもよいでしょう。もう連絡できないと思えばスッキリしますし、新たな一歩を踏み出すのにイヤなことを引きずりにくくなります。
実家・地元に帰る
まず実家に帰れば安定した生活を送れますし、家族や地元の友だちに悩みを話すことができます。ストレスの元凶である旦那さんもいないので、気持ちも安らぐでしょう。
旦那さんを許せないのであれば、二人の家にいるほど気分が落ち込んでしまいがちです。実家が遠いなどの理由で帰れないなら、一時的に友だちの家やホテルに宿泊するのもよいかもしれません。
浮気を許すべき?許さないべき?
浮気を許すか許さないか、悩んで気持ちが揺らいでいる方もいらっしゃるでしょう。そこで、それぞれのメリットを紹介します。選択の参考にしてはいかがでしょうか。
許すメリット・デメリット
浮気を許して関係をやり直す場合、つぎのようなメリット・デメリットがあります。許さない場合と比較してどちらがよいと思えるでしょうか。
メリット
- これまでの生活を変えずに済む
- 浮気の借りをつくることができる
- また新しく関係をやり直せる
デメリット
- ふとしたときに怒りや悲しみが頭をよぎる可能性がある
- なにかとケンカが増える可能性がある
- また浮気される不安を伴う
許さないメリット・デメリット
浮気を許さず離婚を選ぶ場合、つぎのようなメリット・デメリットがあります。デメリットも人によってはあまり影響がないこともあるでしょう。
メリット
- 浮気の悩みから解放される
- 新しい生活をはじめられる
- これ以上ケンカをしなくて済む
デメリット
- 世間体を損なう可能性がある
- 子どもがいる場合は片親になる
- 専業主婦だった場合は働きに出る必要がある
まとめ
信じている相手から裏切られるのは、つらいことでしょう。また、それを許すのも容易なことではないはず。浮気が発覚したら、まず当人に「なぜ浮気したか」「今後どうしたいか」を尋ねてみてください。
そのうえで、これからどうしていくのかを考えていくとよいでしょう。それぞれが納得いくように、時間をかけて答えを出してみてください。